ミネラルとは

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ミネラルの役割と働き

ミネラルとは、人間の体の五大栄養素の一つです

ミネラルの働き

体の約60兆個の細胞に必要な栄養を、毎日充分摂っているでしょうか? 栄養はいうのは、単体では効果的に働かず、必ずチームで、絶妙なバランスで働きます。 ミネラルバランスを整えると、健康な体質作りに繋がります。

ミネラルの主な役割

  • 歯や骨格を形成する、人体の構造材料としての働き
  • からだの発育、新陳代謝をつかさどるホルモンとしての働き
  • 人体のすべての代謝機能に関与する酵素を助ける働き
必須ミネラル 有害ミネラル
人間の成長や、生命活動を維持するうえで、欠かせないミネラル 人のからだを蝕むミネラル
ミネラルは体内で合成することができません。この必須ミネラルが欠けるとミネラル欠乏症になり、さまざまな病気を誘発します。 また、最悪の場合は生命にかかわることもあります。 人のからだを蝕むミネラルの代表的なものには水銀やカドミウムがあります。

水 銀 中 毒 ⇒ アトピー、自閉症
カドミウム中毒 ⇒ 腎障害、ガン

ミネラルでよりよい体質をつくる

必須ミネラルのバランスを整えることは有害ミネラルを排泄することにつながります。ですので、ミネラルバランスを測定し、健康状態を観察して、必須ミネラルのバランスを整え有害ミネラルを排泄することが必要です。

遺伝と環境の相互の作用から生じる体の機能・性質は、精神的ストレス・肉体的ストレス、大気汚染(排気ガス等)土壌劣化(農薬・酸性雨等)、薬、食品添加物などの環境等様々な要因がかかわっています。

ミネラルの働き2

1日あたりのミネラル必要量  (厚生労働省栄養所要量:平成12年4月設定)

栄養素項目 成人男子 成人女子 栄養素項目 成人男子 成人女子
Ca(カルシウム) 700mg 600mg Cr(クロム) 35μg 30μg
Mg(マグネシウム) 310mg 250mg I(ヨウ素) 150μg 150μg
P(リン) 700mg 700mg Fe(鉄) 10mg 12mg
K(カリウム) 2000mg 2000mg Cu(銅) 1.8mg 1.6mg
Se(セレニウム) 60μg 45μg Mn(マンガン) 4mg 3mg
Zn(亜鉛) 11mg 9mg Mo(モリブデン) 30μg 25μg

体内のミネラルって計れるの?

毛髪に体内のミネラルが反映されることから、毛髪ミネラル検査は、毛髪を分析することによって、体内の栄養状況を推察できる。検査項目としては、有害ミネラル(水銀、カドミウム、鉛等6種類)と必須ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛等20種類)。検査結果から、受検者には必要な栄養素・それらを含む食材のアドバイスを行う。

Step 1:毛髪ミネラル検査による体内ミネラルチェック
Step 2:必須ミネラル過剰・欠乏または有害ミネラル過剰蓄積の認識
Step 3:必須ミネラルの補給もしくは有害ミネラルの排泄

必須ミネラル

ここでは以下に記載の代表的な必須ミネラルの概要をご説明します。

ナトリウムカリウムマグネシウムカルシウムクロムモリブデンマンガン亜鉛リンセレニウムリチウムパナジウムコバルトニッケルホウ素ゲルマニウム臭素ヨウ素

ナトリウム

ナトリウム

ナトリウムは身体の成長に不可欠な元素で、体液の量を調節し細胞外の機能を高め、電解質のバランスを整えます。暑さによる極度の疲労や日射病を予防します。日常の食品からの摂取量でほとんど満たされるため、欠乏はまれです。また、カリウムとの共同作業で細胞の物質交代を助けます。しかし、その際ナトリウムが正常に機能するためにはマグネシウムが十分に摂取されていることが条件です。

カリウム

カリウム

カリウムは細胞内の機能を高める働きがあり、電解質や血液中の酸・アルカリのバランスを取ります。血糖が糖質やグリコーゲンに変化するとき必要な要素となります。鼓動のリズム、神経や刺激の伝達をスムーズに調整します。血圧を下げる働きや、ストレスの予防にもなります。

マグネシウム

マグネシウム

マグネシウムは身体の機能を維持するのに欠かせないミネラルで、多くの酵素・特に糖質の代謝を活発にし、心臓の緊張緩和に欠くことが出来ません。カルシウムとのバランスがとても重要ですが、マグネシウムの体内量はごくわずかな為マグネシウム不足によりすぐにバランスが崩れてしまいます。また、ビタミンB1を保持する働きや、蛋白質の合成を助ける働きもあり、疲労回復の手助けをします。

カルシウム

カルシウム

カルシウムは体内中に最も豊富に存在するミネラルで、心臓・神経・骨・歯・血管・筋肉など身体の組織を健康に維持するために不可欠な要素です。また、身体の機能だけでなく精神安定にも大きく関与します。カルシウムの働きをより良く保つためにはマグネシウムとのバランスが大切です。マグネシウム1に対してカルシウム2から3の割合が理想です。

クロム

クロム

クロムはインシュリンの働きを助け、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込みます。インシュリンはクロムがなければ活性化することが出来ないため血糖値を下げることが出来なくなります。しかし、1日の摂取必要量は35μgとわずかですので普通の食生活を送っていれば不足の心配はありません。

モリブデン

モリブデン

モリブデンはいくつかの酸化酵素にとって不可欠な存在です。非常に微量な存在ですが、アルデヒド類の解毒など大切な役割を持っています。また、モリブデンは銅と拮抗作用を持つと考えられどちらかが過剰になると一方が減少します。

マンガン

マンガン

マンガンは炭水化物や脂質の代謝を行ううえで重要な役割を果たします。マンガンそのものを構成要素として作られる酵素も数種類存在します。また、生殖機能にも関わっており不足すると性機能の低下を招きます。

鉄

血液中の鉄分は酸素と結びつき、体内のあらゆるところに酸素を運び込む大切な役割があります。女性は月経による出血によって対外に鉄分が放出されてしまいますので、男性よりもたくさん鉄分を摂取する必要があります。

銅

鉄と組んで血液中の赤血球を作る働きをもちます。また鉄の吸収と利用を高め、心臓血管系の維持に役立ち、正常な免疫機能の働きに欠くことができません。また、亜鉛との比率も重要で、亜鉛対銅が標準比率を超える場合注意が必要です。

亜鉛

亜鉛

亜鉛は体内の代謝活動に関わる酵素が活性化するのに不可欠なミネラルです。約300種類もの酵素に関与し、蛋白質の合成・免疫システム・インシュリンをはじめとしたホルモンの分泌などを助けます。また、重要な効果として老化やガンの原因として考えられている活性酸素を抑制する酵素を活性化します。

リン

リン

リンはカルシウムに次いで体内に多く存在する元素で、全細胞(細胞膜形成物質のリン脂質)中にあり、カルシウムとの相互作用で骨や歯を丈夫にする役割があります。

セレニウム

セレニウム

セレニウムは抗酸化酵素の構成成分で非常に重要なミネラルです。活性酸素の働きを抑制する酵素グルタチオンペルオキシターゼの働きによりガン発生を抑制します。また、ビタミンA・C・Eとの相乗効果があり有害金属に対しては毒性を抑える有効な働きをします。

リチウム

マグネシウム、カリウムやナトリウムの代謝に関与しています。自律神経や不随意神経の機能に関与しうつ病に効果があります。

バナジウム

バナジウム

コレステロールとリン脂質の合成を抑えアミノ酸の有害代謝物質ホモシスチン抑制する作用がある。

コバルト

コバルト

コバルトは他のミネラルのように単独では作用せず、ビタミンB12の構成成分として存在します。また、コバルトそのものにビタミンB12を合成する機能はありませんので、コバルトはビタミンB12として摂取する必要があります。

ニッケル

核酸を安定化しその活性を維持します。ビタミンB6と共同して代謝に関与し酵素活性を維持させる役割をしています。

ホウ素

ホウ素

骨の形成に必要なミネラル。カルシウムやマグネシウムのように骨そのものの構成要素ではありませんが、骨成長に関係する酵素を助けるために必要な微量ミネラルです。

ゲルマニウム

ゲルマニウム

ゲルマニウムには抗ガン作用が報告されており、インターフェロンの誘発や免疫力増強の役割があると考えられています。

臭素

臭素

臭素の薬理的作用として挙げられるのは、反射機能を抑制し、麻酔作用も有し、抗てんかん薬として用いられている。

ヨウ素

ヨウ素

ヨウ素は甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンを作る主要成分として知られています。甲状腺ホルモンは代謝を促進させる働きがあり、皮膚や髪を健康に保ちます。人体中のヨウ素の70~80%は甲状腺に存在し、過剰・欠乏いずれの場合も甲状腺腫を引き起こします。

体内のミネラルって計れるの?

毛髪に体内のミネラルが反映されることから、毛髪ミネラル検査は、毛髪を分析することによって、体内の栄養状況を推察できる。検査項目としては、有害ミネラル(水銀、カドミウム、鉛等6種類)と必須ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛等20種類)。検査結果から、受検者には必要な栄養素・それらを含む食材のアドバイスを行う。

有害ミネラル

暮らしの中にもある有害ミネラル

鉛
  • 鉛の汚染源は、水道の鉛管や大気汚染など身近な生活環境中にあります。
  • ほとんどの自治体では新設の鉛管使用が禁止されていますが、現在でも古い家屋を中心に約850万世帯が鉛管を通じて生活水の供給を受けています。
  • 子供には特に影響が強く、IQ低下や暴力的行動の原因に結びつくとも言われています。
  • ベートーベンの死後に毛髪を調査した結果、死因が鉛中毒であったという報告もあります。
    データ出典:新内科学大系「60B」中毒Ⅱ 1979年 中山書店発行
鉛と健康障害
  • 上の図は大気中の鉛濃度が血液や尿中の様々な物質へ与える作用と、健康への影響を図示したものです。
    鉛の過剰蓄積が私たちの健康に深刻な影響をもたらすことがわかります。

水銀

年齢と水銀の関係
  • 水銀の毒性は熊本・新潟で起こった水俣病でよく知られています。
  • 特に日本人は近海の魚介類を好んで食す事もあり、他国に比べ多量の水銀を摂取していると考えられています。
  • 小児用ワクチンに含まれる水銀により自閉症が多発した事例や、歯の詰め物(アマルガム)が溶け出しアトピー性皮膚炎の要因になっているという報告もあります。

アルミニウム

アルミニウム
  • アルツハイマー病との関連の可能性がいわれています。

ベリリウム

ベリリウム
  • ベリリウムは平成8年改訂の大気汚染防止法において有害大気染物質に該当する可能性があるとされる有害ミネラルです。



有害ミネラル検査

ら・べるびぃ予防医学研究所では日本人の毛髪ミネラルデータを確立すべく、日本で初めて一般人を対象とした「有害ミネラル検査」を予防医学の観点から開発。重金属の体内蓄積量を測った上で指数化し、その排泄を促進できるよう、個々人へカスタマイズされた栄養素アドバイスをご提供します。

正確な検査データにより、ご自身が健康状態を把握し、改善することで病気の予防に役立ち、医療費の削減にもつながります。

【毛髪ミネラル検査】と食物・環境汚染

  • アメリカで30年の歴史がある健康管理・病気予防のための検査です。
  • わずか毛髪0.2グラムの使用で、体内の水銀・アルミニウム等6種類の「有害ミネラル」の蓄積状況を測定。
  • 2000年度の都市汚染全国調査によると環境基準を超す汚染が合計134件、鉛45件、ヒ素40件と全国でダイオキシンや重金属による汚染被害が報告されています。
  • 鉛の汚染源は、水道の鉛管や大気汚染など身近な生活環境中にあります。
  • イタイイタイ病の原因、カドミウムはタバコや米から摂取されます。
  • 問題が深刻化している生活習慣病(ガン、脳卒中、糖尿病等)の増加を抑えるためには、有害ミネラルの排泄が不可欠と言われています。

有害ミネラルとは、鉛や水銀など体内に過剰に蓄積されると様々な生理機能や代謝機能を阻害する有害な重金属類です。

食物や環境などから、知らず知らずのうちに体内に蓄積される有害ミネラル。たとえ中毒症になる様なレベルの蓄積でなくても、人によっては食欲不振や慢性疲労などの健康障害を引き起こすと考えられています。


有害ミネラルとガン

  • ガンは昭和56年から死因の第1位を占め、平成12年には死亡者数295,399人、人口10万対死亡率235.2、総死亡の30.7%となっている (出典: 厚生労働省「人工動態統計」)
  • IARC(International Agency for Research on Cancer/米国国際癌研究所)とEPA(Environmental Protection Agency/米国環境保護庁)では、有害ミネラル6元素の発癌性の可能性についても評価している。
  • IARC・・・世界保健機構(WHO)の付属機関であり、フランスのリヨン市に本部を置く。癌の原因や発癌メカニズムに関する研究を行い、癌の抑制に対する科学的手法を開発している。
元素 ヒ素 ベリリウム カドミウム ニッケル 水銀
IARCの評価(A) 1 1 1 2B 2B 3
EPAの評価(B) A B1 B1 A B2 D

(A)IARCの評価分類

 1 - Carcinogenic to humans / 発癌性がある
  2A - Probably carcinogenic to humans / おそらく発癌性がある
  2B - Possibly carcinogenic to humans / 発癌性の可能性がある
  3 -  Unclassifiable as to carcinogenic to humans / 発癌性を分類できない
  4 - Probably not carcinogenic to humans / おそらく発癌性がない

(B)EPAの評価分類

 A - 人に対して発癌性の十分なデータがある
  B1 - 人に対して発癌性を証明する限られたデータがある
  B2 - 人に対して発癌性を証明するデータが不十分である
  C - 動物実験で発癌性を証明する限られたデータがある
  D - 動物実験でも人に対してでもデータが不十分ある


なぜ血液ではなく、毛の髪で調べるのか

  • 血液では、ホメオスタシス(体内恒常性)という体内の状態を一定の状態を保とうとする働きを受けるため、蓄積された有害ミネラルを判定することは難しくなります。
  • 髪の毛は中国語で「血の余り」と呼ばれるように、体内の血中成分を反映しながら伸びる排泄器官です。髪の毛は日々の栄養バランスを記録したテープレコーダーの役割を果たしており、体内の有害ミネラルの蓄積量の判定に最も適した検査法なのです。
元素名 血中値 尿中値 毛髪値
水銀 1 3.3 200以上
1 0.5 5以上
カドミウム 1 1 300以上
ヒ素 1 4 20以上
アルミニウム 1 データなし 400以上
ベリリウム 1 1 20以上

Step 1:毛髪ミネラル検査による体内ミネラルチェック
Step 2:重金属汚染の認識
Step 3:重金属の排泄

検査キット申し込み

毛髪分析でわかるミネラルバランス

健康管理に大切なのはミネラルバランスです

「病気にならない」ための予防対策として毛髪ミネラル検査が注目されています。健康な人が病気になるのは、まず細胞レベルで生化学的な変化が生じ、それが組織の変化、器官の変化、徴候、症状という順に進行し、発病すると考えられています。一般に、病気として診断される前には、だるさ、疲労感、肩こり、痛み、神経痛などの徴候があらわれます。さらには精神面の不調、生活習慣病の初期症状となることもあります。このような初期段階で、体内のミネラルバランスの乱れや異常をチェックし、それらを改善することは、病気予防や健康管理のためにきわめて重要です。

毛髪ミネラル検査のカバー範囲

生体内ミネラルの種類

近年30年間の検査機器の目覚しい発展により微量元素の分析がきわめて進歩し、人間の生体は約54種類もの多数の元素で成り立っていることがわかってきました。量的な関係は、下表のとおり4種類の元素で、96.7%を占めていることがわかります。

したがって残りの3.3%を50種類という多数の微量元素で占めているのです。しかし、以前の栄養学や医学は、これらの微量ミネラルにあまり関知せずに過ごしてきましたが、わずか0.2gの毛髪で、主な26のミネラル値が簡単に迅速に測定できるようになり、医学的にも多くの健康障害や病気とミネラルの因果関係が解明されてきました。

人間の構成元素
O 酸素 61.30% 96.66%
C 炭素 22.80%
H 水素 9.99%
N 窒素 2.57%
Ca カルシウム 1.43% 3.2953%
P リン 1.11%
S 硫黄 0.20%
Na ナトリウム 0.14%
Cl 塩素 0.14%
Mg マグネシウム 0.03%
Si ケイ素 0.03%
Fe 0.006%
F フッ素 0.004%
Zn 亜鉛 0.003%
Rb ルビジウム 0.001%
Sr ストロンチウム 0.0005%
Br 臭素 0.00003%
Pb 0.0002%
Cu 0.0001%
その他超微量元素 0.0002%

ミネラルの補給について

ミネラルを効果的に取入れるには

人体を健全に維持してゆくのに、ミネラルとビタミンどちらも重要な栄養素です。しかし、ビタミンは有機化合物ですので、人の腸内環境が健全なときには、ある程度必要量を体内で産出することができます。一方、ミネラルは無機質ですので、「食物」、「飲料水」や「サプリメント」など体外から摂取するしか方法がありません。つまり、ミネラルを体外から効果的に摂取することが非常に重要になります。

そして更に気をつけなければならない点は、ミネラルを摂取した時に、咀嚼・消化により、どれだけ効果的に吸収利用されたかという点です。
つまり、十分考慮された食品を摂取しようと努力し、かつミネラル・ビタミンのサプリメントを摂取していても胃腸が悪ければ、毛髪ミネラル検査の結果多くの必須ミネラル欠乏と診断されてしまうのです。実際に35歳以上の人の実に30%もが、せっかく食べた栄養素を正常に吸収していないという報告があります。

摂取された栄養素は、吸収利用されてはじめて、血液によって必要な特定の組織、細胞に運ばれて利用されることになりますので、下の1~4に気をつけながら摂取しましょう。

  1. 不適当な胃液の分泌量によって、消化吸収量が妨げられる。
  2. 不適当な腸の刷子縁組織細胞の働きで吸収が妨げられる。
  3. 他のミネラルとの相互作用で、拮抗して吸収が妨げられる。
  4. そのミネラルの不適当な酸化状態が起こって吸収利用されない場合がある。

正しい食生活について

「新・食生活指針」に基づく正しい食生活

平成12年3月に、文部省・厚生省・農林水産省の三省により、日本国民の健康増進、生活の質の向上、並びに食料の安定供給確保を図るため、「新食生活指針」のガイドラインが閣議決定されました。このガイドラインは、近年のわが国の健康・栄養についての適正な情報の不足、食習慣の乱れ、栄養バランスの偏り、生活習慣病の増加、食糧自給率の低下などの問題を解決するための新しい食生活のガイドラインです。下記の指針を参考に正しい食生活を行いましょう。

食生活指針 食生活指針の実践
食事を楽しみましょう。 ・心とからだにおいしい食事を、味わって食べましょう。
・毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。
・家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。
一日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。 ・朝食で、いきいきとした一日を始めましょう。
・夜食や間食はとりすぎないようにしましょう。
・飲酒はほどほどにしましょう。
主食・主菜・副菜を基本に、食事のバランスを。 ・多様な食品を組み合わせましょう。
・調理方法が偏らないようにしましょう。
・手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
こはんなどの穀類をしっかりと。 ・穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう。
・日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。 ・たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン・ミネラル、食物繊維をとりましょう。
・牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。
食塩や脂肪は控えめに。 ・塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう。
・脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
・栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。 ・太ってきたかなと感じたら、体重を量りましょう。
・普段から意識して身体を動かすようにしましょう。
・美しさは健康から。無理な減量はやめましょう。
・しっかりかんで、ゆっくり食べましょう。
食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も。 ・地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう。
・食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう。
・食材に関する知識や料理技術を身につけましょう。
・ときには新しい料理を作ってみましょう。
調理や保存を上手にして、無駄な廃棄を少なく。 ・買いすぎ、作りすぎに注意して、食べ残しのないよう適量を心がけましょう。
・賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。
・定期的に冷蔵庫の中身や家庭内の食材を点検し、献立を工夫して食べましょう。
自分の食生活を見直してみましょう。 ・自分の健康目標をつくり、食生活を点検する習慣を持ちましょう。
・家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう。
・子どものころから、食生活を大切にしましょう。

栄養補助食品(サプリメント)の活用について

栄養補助食品(サプリメント)の必要性

必要な栄養素すべてを食物から摂取するのは難しいことです

  1. 現代人の食生活は、朝食抜きの2食摂取や外食やインスタント食品など、栄養がアンバランスになりがちで、食事だけの調整は大変難しい状況です。
  2. 食品1品には、摂取したい栄養素以外の栄養素も多く含まれており、全体のバランスを調整するには、大変難しい計算が必要です。

食物自体の問題も増加しています

  1. 化学肥料や、ハウス栽培による不自然農法や、露地裁倍における酸性雨などにより年々土壌の酸性化が進み、野菜や果物の栄養含有量がかなり減少してきています。
  2. 砂糖や米などの精製加工食品の摂取により、体内のビタミン・ミネラルが消耗されてしまいます。 そのような環境下、実際に必要な栄養素を日々摂取するためには、食物だけでは難しい状況にあります。フードサプリメントと呼ばれる、栄養補助食品を積極的に活用し栄養素の不足分を補うこともひとつの健康管理方法です。

薬とサプリメントの違い

最近、コンビニエンスストアや薬局でビタミン・ミネラルの栄養補助食品(サプリメント)が販売され、 誰でも手軽に購入できるようになりました。しかし、見慣れない方はタブレット(固形状)やカプセル(球状)のサプリメントを見て、「薬」と同じ薬物だと思っている方も少なくありません。
しかし、サプリメントと薬はまったく違うものです。薬は、身体の異変(疾病)があるときに一時的に用いる基本的に健康体には不必要な化学合成物質で、「副作用」といわれる毒性を持っています。一方、ビタミン・ミネラル等のサプリメントは、体内の生命活動に必要な栄養素であり健康・病気にかかわらず常に必要不可欠なものです。長年にわたる栄養療法の研究により「薬理効果」的な部分も解明されてきており、食品同様に安全な栄養摂取源と言えます。

栄養摂取基準について

栄養素の摂取に関しては、世界各国の政府がそれぞれの基準を定めており、定められている栄養 素の種類や基準量にかなりのばらつきが見られます。わが国では、平成12年4月に厚生省が改定した第6次改定「栄養所要量」がその指針となります。しかし、あくまでも「国民が健康な生活を営 むために1日に摂取することが望ましい栄養素量」であり、その量以下だと生理的支障が出てくる最低線の量がベースとなっています。そこで、参考として米国の栄養摂取基準である「US・RDA」所要量および米国の栄養療法家のすすめる「現在より積極的に良好な健康状態を維持するための摂取量」である「保健量」を右表に参考掲載いたしました。ただし、厚生省が単体摂取による過剰摂取健康障害を防ぐための上限値を設定しているビタミン・ミネラルもありますので、栄養摂取する時にはご注意ください。

【ビタミン&ミネラル】必要量(1日):成人男子(日本のみ聖人男女)
栄養素項目 米国の栄養療法家がすすめる保健量
病気の予防や治療が目的
米国の食品医薬品局(FDA)の推奨量 厚生省設定の食事摂取基準
成人
男子
成人
女子
共通
上限
保健量 米国 RDA 日本の
所要量
日本の
所要量
日本の
所要量
ビタミンA 10000~35000IU 1000IU 2000IU 1800IU 5000IU
ベータカロチン 25000~50000IU        
ビタミンB1 100~300mg 1.2mg 1.1mg 0.8mg
ビタミンB2 100~300mg 1.3mg 1.2mg 1.0mg
ナイアシン 100~200mg 16mg 17mg 13mg 30mg
パントテン酸 100~300mg 5mg 5mg 5mg
ビタミンB6 100~300mg 1.3mg 1.6mg 1.2mg 100mg
ビタミンB12 100~500μg 2.4μg 2.4μg 2.4μg
ビタミンB15 50~150mg        
葉酸 400~800μg 400μg 200μg 200μg 1000μg
イノシトール 500~2000mg        
コリン 500~1000mg 550mg      
PABA 100~300mg        
ビオチン 100~900μg 30μg 30μg 30μg
ビタミンC 1000~5000mg 60mg 100mg 100mg
ビタミンD 400~800IU 200IU 100IU 100IU 2000IU
ビタミンE 266~800mg 10mg 10mg 8mg 600mg
ビタミンK 300~500μg 80μg 65μg 55μg 30000μg
ビタミンP 200~3000mg        
Ca(カルシウム) 1500~2000mg 1000mg 700mg 600mg 2500mg
Mg(マグネシウム) 750~1000mg 420mg 310mg 250mg 700mg
P(リン)   700mg 700mg 700mg 4000mg
K(カリウム) 2000~2500mg 2000mg 2000mg 2000mg
Se(セレン) 200~600μg 70μg 60μg 45μg 250μg
Zn(亜鉛) 20~75mg 15mg 11mg 9mg 30mg
Cr(クロム) 200~600μg 50~200μg 35μg 30μg 250μg
I(ヨウ素) 1000μg 150μg 150μg 150μg 3000μg
Fe(鉄) 10~25mg 10mg 10mg 12mg 40mg
Cu(銅) 2~4mg 1.5~3mg 1.8mg 1.6mg 9mg
Mn(マンガン) 15mg 2~5mg 4.0mg 3.0mg 10mg
Mo(モリブデン) 150~500μg 75~250μg 30μg 25μg 250μg

【単位の見方】 mg=ミリグラム(0.001g)  μg=マイクログラム(0.000001g)  IU=国際的な単位

よりよい予防医学への活用のために

予防医学イメージ

病気傾向時の注意点

一般に病気と診断される前には、だるさ、疲労感、肩こり、神経痛などの一般症状があらわれます。この一般症状は、栄養欠乏による代謝障害のためであり、あわせて精神面での不調をともなったり、生活習慣病の初期症状となっていることもよくあります。このような初期段階で、ウェルネス検査を受診し体内のミネラルバランスの修正をはかることは、病気の予防や健康管理のためにきわめて重要です。

しかし、毛髪ミネラル分析をはじめウェルネス検査は、決してオールマイティーなものではありません。病気の早期発見に役立つとは言ってもスクリーニングテストですので、病気の可能性がある場合には、現代医学における医学検査による検査をご受診ください。毛髪ミネラル検査では、体内におけるミネラル類の1.不足・欠乏の範囲、2.適量の範囲、3.過剰摂取の範囲が示されますが、他のミネラルの存在と比率によっては、欠乏症を示すことがあります。また、体内の酵素系が衰えて、そのミネラルが十分に満たされていても、必ずしも有効に活用されないケースもあります。また時には、標準よりわずかな不足があっても代謝障害を起こさないケースもあります。こうした例外的にみえることは、先天的もしくは後天的な個体差のあらわれです。したがって病気の傾向が見られる場合、他の医学検査を併用することによって総合診断をする必要があります。

日常生活への活用

ウェルネス検査の結果を元に、体内のミネラルバランスや消化吸収機能を確認し「栄養改善」することよって健康の維持・増進に役立てましょう。普段の食生活において望ましいミネラル類のバランス摂取をこころがけ、不足している栄養素を補いましょう。ミネラルは非常に微量な元素であり、その必要量がごくわずかであるために過剰・欠乏の範囲がせまく、どちらにもなりやすい傾向があります。ただひたすらに過剰摂取することは、かえって健康をそこなう可能性もありますのでご注意ください。

定期的にミネラルバランスを測定し、自分自身のミネラル類の過不足を正確に把握して、日々の健康管理をおこないましょう。前回の検査で何か問題があった場合は、アドバイスによってなんらかの改善手段がとられているはずですから、その効果を測定する必要があります。毛髪ミネラル検査を受診されたら約半年後に継続して次回の検査を受けることをおすすめします。

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